ラフの雑談

人生の振返り、好きな事、興味のある事などの雑談blogです

最愛だった人

2番目の元夫は35年前バブル期に20歳で独立起業した。バブルが崩壊し生き残ってはいたが、本当に細々と経営していた。

私たちが出会った頃、彼はお金がなく、よくシングルマザーの私の家に食事をしにきていた。はじめは子供と2人の生活を邪魔されたくはなく断っていたのだが、いずれは結婚するという彼に押し切られ半同棲のような形になっていた。

今思えば悪い母親だ。

早く彼を軌道に乗せ結婚したくて、PC学校に通いHPを立ち上げ少しながらも受注件数がのびた。私は30代後半だったので2人目の子供が欲しかったが、元々彼が無精子症の疑いがあったのと(いずれは病院にいってくれるはずだった)仕事に追われ子育てできないと判断し諦めた。

彼は会社が軌道に乗ったころから私を否定するような発言をしたり、外出デートをしなくなったりと態度が変わっていった。私は戸惑いながらも今までの努力を無駄にしたくはなく、彼にすがった。

これがそもそものまちがいだったんだな~。

会社が本格的に軌道に乗ったころ、彼は別れを匂わすような態度を示すようになってきた。

あとから知ったが、離婚の原因となった不倫相手と出会っていたそうだ。付き合ってから7年、はっきりとした別れ話もされず無駄に時間が過ぎていく。業を煮やした私は彼に別れか結婚か決断を迫った。

彼は結婚を選んでくれた。

私はこれまでの功績を認められたようで有頂天だった。

そしてやらかした。

子供の大学進学と起業が重なったため、新婚早々彼を放置したのだ。

彼は寂しかったらしい…。実際私も1人になり本当に寂しかった。

理由がどうであれ、彼を1人にしてしまったのは本当に申し訳ないと思っている。

その間に不倫女は忍び寄ってきた。

そして彼女は元夫に寄り添う形で私を悪者に仕立て上げ見事に奪った。

あれから5年。彼等はいまだに結婚もせず付き合っているらしい。

略奪不倫女はよほど自分に自信があるのか、不安ではないらしい。私なら今度は自分が略奪されるのではないかと戦々恐々としている。

何はともあれ現在私にも彼氏ができ、離婚の原因の一つでもあった会社を譲渡し穏やかに生活している。

けど、あの時の情熱(執着?)みたいなものが沸いてこない。脳内で記憶の書き換えが起こっているのか楽しかった時だけ思い出される。

今は友人のように接しているが彼と復縁したいとは思っていない。

これは執着なんだろうか…


 

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